賛否コメント承ります。 NoisyPerson

日本の中の「問題視されていない問題」を勝手に持論展開しています。賛否コメント承ります。また、持論展開して欲しい「テーマ」も募集しています。タイムリーじゃない事柄でも構いませんのでぜひコメントへ。

完全なジェンダーレス社会は作れるのか

生物学的性別と心理学的性別

 生物学的には雄とは精子的なものを雌に渡す存在で、雌は卵子的なものと雄から受け取った精子的なものとを掛け合わせて子孫を生み出す存在である。一方、現在の心理学的性別は雄雌2択のように単純ではない。当然、性同一性障害の人も多く居るのが現実です。しかし、現代の医学において人間の雄雌を生物学的な意味で変える事は不可能です。では、見た目だけ変えればそれで良いのでしょうか。そもそも、性同一性障害とは何でしょうか。

 

何をもって同一性と言うのか

 今までの教育が性の同一性を強要しているから障害と言われてしまうのではないでしょうか。ここから生物学的な性別を雄雌、心理学的な性別を男女とします。これまでの概念では、雄として生まれたら心は男でなければならないと言われます。この場合、心が女であると男性器の存在を悍ましく感じるのは当然と成ります。もしここで雄雌と男女は全く別であるとするならば、雄雌の機能に関しては違和感を感じなく成るのではないでしょうか。当然、法律的な問題も在るので、直ちに変えるのは無理でしょう。この考えが常識として受け入れられれば、人類の未来が変わるかもしれません。

 

雄雌と男女の概念を切り離す

 雄雌と男女を切り離して考えることが可能になれば雄雄、或いは雌雌での婚姻が可能になり、よりジェンダーレスな社会に変わります。当然、同性ペアでは子供は生まれません。しかし、性同一性の概念そのものが無いので、性転換手術が不要になり生殖器が残っています。生殖器が残っているのであれば同性ペアが自分、或いはパートナーとの血縁がある子供を得ることが可能に成ります。ここで法律の壁がありますが、代理母精子提供などによって同性ペアであっても、自分たちの子供を得ることが可能になります。

 

完全なジェンダーレスとは

 ジェンダーレスな社会になれば愛する者同士が自由に恋愛し、婚姻し、子孫を残すことが可能でなければなりません。では、次に問題になるのは何でしょうか。そう、男と女と言う概念です。日本の婚姻の定義は男と女が行うものと定められています。当然、ジェンダーレスであれば男と男、女と女であっても婚姻可能である必要があります。そのためには夫、妻という定義から男女の定義を切り離す必要があります。例えば、夫を「世帯の主たる者」、妻を「世帯を共にする者」等と根本から変えれば、よりジェンダーレスな世界へと変化していくのではないでしょうか。もし雄雌、男女、夫妻と言った概念を切り離して考えられる社会や教育が、常識として受け入れられれば、差別やジェンダーレスによる少子化問題も改善されていくのではないでしょうか。